カネボウトワニーのシーズナルエッセンスAW 

sachiko_deli2006-10-20

カネボウhttp://www.kanebo-cosmetics.co.jp/twany/home.htmlというのは、化粧品専門店にしか売っていないラインである。でも、ちょっと大きいドラッグストアで販売員がいる店なら置いてあるかな。でもちょっと専門店ラインというのは、指名買いで「あれ下さい。」とか言えなかったり、カウンターの奥に並べてあるだけで手に取れなかったりして、私はこんなにもコスメ好きなのに、買ったことがなかった。
デパートのカウンターは、長年の経験でサラリと買わせる自信があるけど、専門店というのは、入ったら最後、販売員さんと話したら最後、買わないと帰れない、というのが私のイメージである。あくまでも、イメージね、イメージ。専門店は、街に密着、地元のお客様に密着、という感じもちょっと怖いのだ。同じ年齢くらいの店員さんならいいのだが、たいてい少し年配のベテラン販売員さんって感じ…しかも、お客さんが少ない。デパートのカウンターみたいにその他大勢として逃げられない、蛇ににらまれたカエル状態になってしまう危険がある。あ、これもあくまでも私のイメージ。
逆に考えると、地元で自分のことをよくわかってくれる販売員さんがいて気軽に買える、そんな店。でもねえ、やっぱり、あの専門店の密室のような感じとお店の方とのマンツーマン感は、どうしてもぬぐえない…。
 私の実家のある街には一軒しか専門店がない。そこはカネボウ系。相方の住む街にも一軒しかなくて、そこは資生堂系だけど、その店は見るからに入ったら出られなさそうなので、外から覗いたことしかない。
 だが、ちょっとしたチャンスが回ってきた。
トワニーのモニターに当選したのだ。応募していたのも忘れていたのに突然の当選メール。お店を指定しての応募だったので、なんとなく実家のある街の店を指定しておいたので、その当選品を受け取るためにはその店に行かなくてはならないのだ。
 そのお店は、最近改装してガラス張りで明るく綺麗になったので、圧迫感は比較的ない。地元のおばちゃんがよく入っているので、いい店なんだろうけど…でも、私にはちょっと入りにくいのよねえ…。何か絶対買う!っていうのがあればいいんだけど、ちょっと見たいんですけど、なんて雰囲気はないのよね。見た目だけの話だけど。
 でもせっかくの当選品だし、なによりモニターだから、私を選んでくれたカネボウに申し訳ない。私は会社帰りにこわごわお店に入っていった。
 「あの…この…トワニーの…当選メールってのが来たんですけど…。」お店にいたのは若くて可愛いお姉さん店員さん二人。二人とも「あ…!おめでとうございますぅ〜♪早速ご用意しますね。どうぞおかけ下さい。」わぁ…ついに入ってしまった専門店。お姉さんたち、見た目は可愛いけど、実はノルマとかあってすごいプッシュとかしてきたらどうしよう…ドキドキ。
 当選したのはエステチュードというラインのソフニングコンディショナーの40mlサイズ。現品なら150mlで5000円の商品だから結構太っ腹である。化粧水の前に角質を柔らかくして、次のステップ(化粧水またはそれにあたる商品)の浸透をよくする商品だ。私はデパートのロージーアロマというラインの同じような製品を使っているので、使い方も効能もだいたいわかっている。店員さんたちに説明を受けて、私がカネボウの製品が大好きだという話などをしていると、ものすごく喜んでくれた。私は本当にスキンケアはカネボウが好きなので、私もとても嬉しい。店員さん二人ともとっても可愛くて親切で、私の「専門店恐怖症」はすっかり解けていった。当選品の他にサンプルまでくれたし…閉店間際だったのに、とても親切にしてくれた。私は店員さんも大好きになったし、お店をすっかり気に入ったので帰り際にお二人の名前を聞いておいた。後日聞いたが、お二人とも名前を聞かれたのが嬉しかったそうだ。接客していて初めての来店時に名前聞いてもらえたのは初体験だったとか。(だいたい近所のおばちゃん相手なので、「あの髪の長い人、今日いないの?」みたいな感じなんだろうなあ。)私は、またこのお二人の店員さんに接客してもらいたいなあと思って聞いただけなのに、なんだか私も嬉しくなった。
 そのモニター製品もとてもよかったし、何よりその店員さんと話したかったので、後日またその店を訪れた。ちょうど先日の二人の店員さんのうち、綾瀬はるかみたいに可愛い店員さんが一人でお店にいたので、うきうきしながらお店に。(ここの店はオーナーのベテランさんとそのだんなさんがやっていて、3人くらい女性店員さんがいるみたいだ。)
 この日は実家用のファンデーションを買うつもりだったが、一つ気になる商品がみえた。聞いてみると、秋冬と春夏の季節の変わり目1ヶ月に集中的に使う美容液だという。エステチュードのラインの製品だそうだ。化粧水の前に使う製品だそうで、2剤を混ぜて使う。これだけでも、コスメ好きにはかなり面白い。私はそういえば集中お手入れ商品って使ったことないんだよなあ。1ヶ月くらい使えてお値段は6000円。そんなに高くはない。普通、集中ものって1万円とかするけど、1ヶ月使えてこれなら、なんとかいけそう。私はものすごく心惹かれて、それを購入することにした。他にもいくつか買ったのだが、またまたサンプルをどっさりくれて申し訳ないくらい。
 家に帰ってその日からもう2週間くらい欠かさず使っているが、ファンデーションののりが全然違う!これにはちょっとびっくり…。大きさは手で握って隠れるほどだが、一回に2滴くらいでいいというので、全然減らない。乳液みたいな使用感だが、肌がもっちりもっちりする感じがたまらない。集中ものの強みなのか。店員さんによると、これだけを毎シーズン買っていくお客さんもいるとか。わかる気がする。季節の変わり目にこれで肌を立て直して、次のシーズンへの準備をする、というもので、毎回入っている成分が違うというのも、なんだかどんどん進化している感じがしていい。機械とかで測らなくても、自分で肌を触ったり化粧していれば肌がしっかりしてくるのがわかる。ああ、こういう商品があったのか…。これも、モニターに当選してこわごわお店に入り、優しい店員さんたちに応対してもらえて知った商品。かなり遠回りして見つけた商品だけにさらにいとおしい。入りやすそうなトワニー取り扱い店があったらぜひ試してみて欲しい一品。といっても、これはシーズンものなので、少しお早めに…。
2剤は最初に一回でまぜてしまうので、いちいち混ぜる必要はない。製品を開ける時に混ぜないと効果が薄れてしまうので、別々にしてセットにしているそう。こういう面白くて効果が高い商品がこっそり隠れている化粧品専門店、ぜひ勇気を出して覗いてみよう。