A lot ofのネイル

sachiko_deli2007-03-10

ちょうど一年前までしていた仕事では、ネイルはできなかったということもあって、すっかりネイルを塗らない生活に慣れてしまった。今の仕事は、何塗ってもOKなので本当ならいろいろネイルを楽しみたいところであるが、だんだんネイルを塗るのが面倒くさくなってきた。
 もともと私は爪が異常なほど薄くて、ベースからきっちり塗っているのにも関わらず一回ネイルを塗ると爪がぼろぼろになってしまうほど。もちろん普段から弱くてペラペラの爪なので、ちょっと手を洗っただけでも乾燥して二枚、三枚と先の方が大変なことになる。そういうわけで、爪を伸ばして生活する、ということが信じられないのである。幸い、生まれ持った爪の形が比較的良いと思う(自分的には、の話)ので、深爪ぎりぎりに切っても大丈夫であるが。
 それに、最近はすっかり主婦生活で家中のあちこちを掃除、洗濯、料理、とネイルを塗ったって瞬時に禿げてしまう。ネイルを丁寧に塗る労力を考えると、禿げた時のショックが大変に大きいのだ。
 ただ、ちょっと気分転換やおしゃれしたいな、というときは別。一日だけでも持てばいいや、と割り切って塗るようにしている。
 そんなわけで、近頃買うのは1000円未満の安いネイル。先日ロフトのコスメ売り場を見ていたら、見たことのないネイルシリーズが置いてあった。「A Lot of」と書いてあるだけで、裏にこっそり「Eriko Kurosaki」と書いてある。どうやら、かの有名な黒崎えり子さんのプロデュースした製品らしい。クレアボーテから発売されていて、お値段は1本900円くらい(だったと思う。覚えてなくてごめんなさい。)。15色くらいあったかな。えり子さんはやっぱりテクニックはすごいし(テレビで見るだけだけど)、この道の第一人者ではあるけれど、あんまり「えり子ネイル」を強調しているグッズやつけ爪はちょっと…と思っていた。でも、このA Lot ofというシリーズはすごく地味に、しかもお手頃価格で日常使いにぴったりの色が揃っている。流行りを考えるとつまらないかもしれないけど、ちょっと持っていると便利だな、とか、遊ぶとしてもこれくらいなら無難だなというラインナップだ。1つずつ名前がついているのも好き。シンプル過ぎるほどシンプルな名前だけれど。
 そんなえり子さん的には地味なブランドで私がさんざん迷って買ったのが、for Momという色。色名でも想像がつくように、ママが使っても大丈夫なほど王道中の王道ピンクベージュ。細かいパールとかツヤ感とか凝ってるわけではないけど、それが却っていい。OLさん御用達という感じでもある。実際、家に帰って数日してから思い出したように塗ってみたら、特にすごい色ってわけではない。でも、指がきれいに見える色だなあ。マットだけど、透明感とは違う、指先の曲線がとても女性らしくなる。やさしい色。私は一緒に買ったネイルシールを貼ってしまったけど、ネイル単品でも充分に存在感がある。持ちも結構よかった。1週間剥げなかった指も何本もあった。
 何でもないネイルだけど、なんだか最近こういうネイルって意外とないから、かえって新鮮味がある。こうした色をえり子さんが出してるっていうのが、また不思議。ほっとするネイル。こういうのを1本、手元においておいて、自分の心を満たすのも、また素敵な安心感である。

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