[お粉]カネボウのミラノコレクション

sachiko_deli2006-12-24

ついに買ってしまった。ミラノコレクション。ミラコレの愛称で有名な、カネボウが年1回だけ受注生産するお粉である。
 今年は、カネボウのデパートカウンター、カネボウ系専門店ともに、お気に入りのBAさんができて、とてもカネボウとの縁があった年だったのだが、その総まとめ的に、とうとうこのミラコレまでも手にしてしまった。お値段12000円(リフィル付きもあり)。お粉にこのお値段はどうかと思うけど、ネットなどのクチコミを見ると、その価値は充分あるとのこと。恒例行事として買っている方も多いのだろう。
 私はずっと「お粉に12000円なんてかけられない。」と、ミラコレのことは毎年考えないようにしてきたのだが、もちろん興味はあった。で、今年はデパート、専門店ともに予約時(9月頃)によく行っていたので、ついつい予約してしまった。私はデパートで予約したのだが、あとから専門店のBAさんに聞くと専門店の方が成分的にはデパート用のより多く含まれているのだとか。まあ、それがいいかどうかは買う人の判断だからいいと思うけど、専門店の方がおまけいっぱいくれるし、でも、デパートだとポイント貯まるし、迷うところではある。でも私は予約締切日ギリギリでなんとかデパートで間に合ったので、どちらでもいいか、という感じだ。

 月日は流れ(なんといっても3ヶ月も前に予約したものだからねえ)、ついに受取日が近づいてきた。本当は12月17日が発売日なのだが、その数日前にカネボウのカウンターでお気に入りBAさんのところに別件で立ち寄ったら、「もうミラコレ入ってますけど、お持ち帰りになります?」と言われたので、速攻お引取り。店頭で箱入りのミラコレを見せてもらって、中身確認。ああ、箱からして素敵。中身もまあ、女神さまのような型押しのあるお粉で、美しいピンク味のある金のコンパクトに入っている。ああ、これがミラコレなのね。毎年このクリスマスの時期に買うにはぴったりだ。12000円もさすがなパッケージである。

 家に帰って箱を開け、コンパクトにパフをセット…あれ…?パフってこれ?何?このぺらぺらなパフらしきものは…?一応、これがパフみたいだけど…なんかがっかり。カネボウって安いブランドでもパフは結構いいというイメージがあったので、なんかこのぺらぺら物体に私は大変とまどった。ネットでちょっと見るとどうも皆さんは違うパフや、ブラシでつけているよう。そういえば、9月頃、試しに専門店でつけてもらったときもパフでつけてくれたな。手持ちのパフでつけよう、と思って翌日から使うことにした。
 さて、いよいよ使う段階に。あれ?いつも使っているケサランパサランのパフがなぜか見当たらない…でも、急がないと仕事に遅刻だ。仕方ないので、例の紙みたいな付属のパフでつけてみる。何だこれ、本当に全然つかない…私の12000円はいったい…。でもなんとか顔全体に頑張って伸ばしたら、とってもキレイな仕上がり!薄い薄いヴェールが顔にかかったみたい。さわってみると、さらっさら。余分な粉がついていない。粉どころかファンデを塗ったことさえ忘れてしまうほどである。薄付きでカバー力はないので、お粉でもカバーしたい!という方にはお勧めしないけど、自然なツヤ感とさらさら感はびっくり。私はお粉は普段、さらさらタイプのものをパフでつけているのだが(最近はルナソルとその付属のパフ)、このコンパクトタイプっていうのもなかなかいいなあ。持ちもTゾーン以外は全然平気。さらさらなまま。でも乾燥、っていうのとは全然違うのだ。とにかく肌と一体化。その一言である。
 その後、ふかふかパフでつけてみた。これは普段やってる方法だからやりやすかった。仕上がりもきれい。でも、付属の例の紙パフでもきれいにつけられる方法を発見した。これは、紙パフに粉をつけて、はじくように肌につけるのである。普通のパフのように軽く滑らせるように、またはパタパタとはたくように、ではなく、多めにパフにとってもポンッ!ポンッ!と、はじくようにリズムに乗ってつけていくのだ。こうすると、すごくうまくついた。肌が粉をすってくれる感じかな。というわけで、紙パフも悪くはない気がする。(ちなみに、私が最近使っているのはファンデは、トワニーのエステテュードEXのクリームタイプか、カバーマークのジャスミーカラーのクリームファンデである。)
 粉質やパッケージはやはりお値段通りかな。初めてのミラノコレクション、一年に一度のイベントとして買うにはゴージャス感もあり満足できると思う。もう今年は店頭では手に入らないけど、ご興味のある方はまたぜひ来年に。たまには、こういうスペシャルなアイテムを買ってみるのも刺激にのかもしれない。