カバーマークのモイスチュアヴェール

私は長年、カバーマークカバーマーク 公式オンラインショップのジャスミーファンデーションのBO10という色を使ってきた。あまりにも有名になってしまったが、私が使い始めたのは発売して間もない頃。以来、たまにパウダリーにしたりしたこともあったが、基本的にこのファンデに戻ってしまう。決め手はやっぱり色。今さら言うまでもないが、ジャスミーファンデは、肌色をブルーベースとイエローベースという2種類に分類し、黄色味が強めか、それとも全く違うブルーの色の系統か、というのを判別して選ぶファンデーション。まだ、ご自分がどちらに属するのか試したことのない方はぜひ一度カウンターで調べてもらって欲しいが、日本のファンデーション、特に資生堂、コーセーは黄色味が強めで、ブルーベースの私が使うとくすんできてしまう。でも私はブルーベースの中でも赤みの少ない部類なので、一般のファンデーションでもオークル(ベージュオークルなどと名前がついているものは無理)などの黄色味が少なくて色が明るいものなら、比較的使えるのだということがようやく最近わかってきた。それに、あまり長く同じ製品を使うのもどうかと思うので、思い切って2ヶ月くらい前からルナソルのクリームファンデのソフトオークルという色を使っている。これは黄色味がなくてやや赤みのある色で、明度も高い。でも、9月のリニューアルで残念ながらこの色は廃番になってしまった。残念。カネボウ系(ルナソルなど)はブルーベースの人でも使える色が多いのだけれどね。ああ、ソフトオークル復活してくれないかな。でも、後日カネボウのアーティストさんにメイクしてもらったとき、「あのソフトオークルが会うのはロシアの白人の方とか、本当に肌が真っ白い方向けなんですよ。日本人で似合う人はまず、いない。」といわれた。それなら何で出すんだよ…でも私としては気に入っているのでまあいいか。そういう理由で廃番になったのだろう。ダーク目な色出しが流行だしね。
結局オークルが一番合うと言われたなあ。

 始めのファンデはそれで、その後のお直し用のお粉ファンデ(これはカネボウのフェアクレアのオークル系を使っていた)がさらさら系だったので、しっとりしたものが欲しいなとちょっと思っていた。ジバンシイやエスティなどいろんなブランドを回ったがいまいちピンとこない。エスティの新しいファンデは色はすごくよかったんだけど、薄つきすぎてパス。そうだ、そういえば雑誌にかカバーマークから新しい派うだりファンデーションが出るって書いてあったな。ちょうど発売日前日(10月1日発売)だし、見てみよう。
 発売日前だが、先行発売しているということで、BAさんに実際に塗ってもらうことにした。BAさんに自分がジャスミーのクリームファンデーションのBO10という色を長年使っているのだが、と告げると、ジャスミーとは色の考え方が違うのですが…と申し訳なさそうなBAさん。それは雑誌で知っていたからいいのだけれど、なぜジャスミーのパウダリーは発売されないんだろう?出たら絶対買うのに。BAさんは、1か3、4あたりがブルーベースの方にはお勧めとのこと。私は1と3を塗ってもらったけど、1はすごく肌に馴染んだ。首のあたりからの一体感もいい。3は黄色く見えてしまったのでこれは私にはダメそう。結局、1を使って化粧水から始まり、パウダリーファンデまで、丁寧に全顔に塗ってもらった。ふむふむ、さすがBAさんがメイクしてくれただけあって、綺麗についている。私はお直し用に使うつもりだけど、これだけでも結構カバー力ある。BAさんも、「リキッドの水分だけを蒸発させて固めたファンデなので、保湿力が非常に高いんですよ。」という。指先で表面をさわらせてもらって、びっくり!このなめらか感は何なのか…布で言うならベルベットって感じだろうか。指にぴったり吸い付いてくる。もう1本の指とこすり合わせたら、もううっとりするほどなめらかである。BAさんも「つきがいいので、ほんのちょっとスポンジにとっていただくだけで充分伸びます。」と言っていた。たしかにスポンジにとったのはほんのちょっと。お直しのときも綺麗に直せそう。私は思わず購入を決定してしまった。カバーマークは普段は安売りの店で買うのだけれど、定価購入だ。色もちょうどあったし、いい買物だろう。ちなみにメイクしてくれたBAさんではないBAさんはブルーベースで、私と同じパウダリーの色(1)を使っていたが、全然違和感はなかった。色は全部で6色ある。ケースも黒に見えるけど、実は深い深い緑に細かいラメが入っていたりして、わりとおしゃれだし、正方形のケースというのも結構珍しくて好き。でもこのパウダリーのしっとり感は、これからの季節、乾燥肌にはかなりの味方になってくれそう。色に特にこだわりがない方も、乾燥肌の方でパウダリーファンデを探しているなら、ぜひ候補に入れて欲しい商品である。