カネボウKATEのディープアイズN

カネボウKATEのディープアイズN


 ドラッグストアのセルフのメイクブランドのうち、どれが好きかと問われれば、私は即答する。KATE。no more rules…ルールはいらない。ブランドができてからもうずいぶん経つが、私はブランド登場以来、このKATEが大好きである。アイブロウもアイライナーもマスカラもチークもアイシャドウも…いったいどれだけ使ったことか。今のイメージキャラは中島美嘉だし、10代の子向けなのかもしれないけど、たしかな質とデザイン、旬のセンス、大人でも充分楽しめるブランドだろう。

 今回発売になったhttp://nomorerules.net/products/prd_index.htmlの秋の新作は、まあ特別にものすごく変わったわけではないけど、やっぱりどれも素敵な品々である。だいたい毎シーズン何かしら買うのだが、今回はやはりディープアイズNが私の目を引いた。円形のアイシャドウにしましまに5色も入っているのだ。ああ、可愛い。色も秋っぽくて大人な感じだし。こんな品が割引だと1300円前後で買えるなんて、いいブランドだ。

 今回は5種類の発売で、私は迷わずBR-2を購入した。以前にもちょっと書いたが、ブルーベースの肌に茶色は結構難しくて、赤みのある茶を選ぶのがポイントだと私は思っている。BR-1というのは黄色味があるのでイエローベースの方はそちらがお勧めかな。

 翌日から早速つけてみる。が、蓋の部分、鏡になっているのかと思ったら全然映らない。ま、それは仕方ないか。チップは片方が太くて、もう片方が細いのが1本入っている。私はKATEのアイシャドウは指でつけると綺麗につくので、いつもはブラシやチップではあまりつけない。今回の製品も指でとっても細かい部分以外は指で塗ろうとしたのだが、あら困った、しましまがあんまり細すぎて指でとるにはちょっと手間がかかる。私は指がかなり細い方なのだけれど、一番太い色(真ん中の明るい色)でちょうど指でとれるくらいだ。端の濃い色は絶対チップかブラシでないととれない。KATEのシャドウは指でラフに塗りたいんだけどなあ。仕方ないので、真ん中の明るめの色をハイライトに指で眉下に、その両隣の色を気分で調節しながら太い方のチップでアイホールに、両端の濃い締め色をライン的に細いチップで入れてみた。うん、大人っぽくてよい。本当の大人のお姉さんが使ってもいいし、背伸びしたい10代の子が使ってもいいし。
 
 でもどうやら公式HPを見ると私の5色の塗り方よりもっと彫りが深くなる塗り方が書いてあった。下まぶたにも濃い色を少し入れて、目頭に一番明るい色を持っていくということらしい。別に新しい方法ではないと思うが、どうも私は下まぶたに濃い色を持ってくるのって好きではないのよね。今流行りの囲み目メイクっていうのかな。中島美嘉とか、ああいうお若い皆様にはいいんだろうけど、さすがに私には厳しい。それに私はもともとキツイ顔立ちなので、どっちかというとふんわりさせたい。下まぶたはたまに本当に軽く目尻側に入れる程度である。今回は「深い“ホリ”」がテーマだそうなので、ブランド側としては目周りなんてびっしり塗ってね、って感じなんだろうけど。
 まあ、5色入っていてこのお値段、見た目も可愛いし、買って損はない。ラメのギラギラもない。しっとりとした質感もいい。他にPK-1とPU-1があって、それも私好みなんだよなあ。ダメだ、やはり気になるKATE。とにかく一つ買えば簡単にグラデができてしまうので、アイメイク初心者の方にもお勧めの一品である。KATEの商品はやはりno more rules。自分好みにメイクしよう。