白十字のコットン「綿物語」

白十字のコットン「綿物語」


 私は長年化粧水は手でつける派だったのだが、去年くらいからすっかりコットン派になった。手でつけてたのは面倒くさいからとかコットンや化粧水がもったいないから、などが理由。コスメ好きにあるまじき理由である。お恥ずかしい限り。

 でも一度コットンでつけ始めたら、その気持ちよさのとりこになった。最初はふき取り化粧水を使うときに必要だったからかなあ。なんかあんまりよく覚えてないけど、そのあと、ふき取りだけではなく、普通の化粧水もコットンでつけるようになった。

 ブランドによっては手でつけることを推奨するところも多いけど、コットンでつけろ、というブランドが多いのかなあ。特に資生堂のデパートブランドはそうかもしれない。たしか、資生堂のデパートブランドを使っていた時期にコットン使用にしたんだったかな。本当に記憶があいまいだけど、とにかく今はコットンと見ると買ってしまうほど好きである。ただし、あんまりお高いのには手が出ない。もちろんデパートにもいいコットンはいろいろあるけど、毎日何枚も使うものだし、だいたいドラッグストアで買えるものが多い。

 消耗品なので珍しくてお手頃なのがあると買ってしまう。私が好きなのは、切りっぱなしのタイプ。いわゆる封入タイプと呼ばれる、両端がくっついているタイプはなぜか嫌い。このタイプって結構小さいものが多いし、表面がつるっとしていて化粧水を吸ってくれないものが多い気がするのだ。あくまで私の印象なのだけれど。だからふわふわしてて、大きなコットンを小さく切った、みたいなのが好きである。でもあんまり柔らかいとダメ。厚すぎても薄すぎてもダメ。毛羽だったらアウト。
 あら、結構私ってコットンの趣味うるさいのね。今気づいた。

 そんなことを言ってもお気に入りは結構あるわけで、最近のレパートリーの中から一つ紹介しよう。白十字という衛生製品を作っている会社の「綿物語」というコットン。5cm×8cmで結構長方形かも。ふわふわタイプ。ネットで知ってから、どうしても欲しくて、本当に行くところ行くところで探し回っていたのだが、先日我が家から少し離れたところにできたドラッグストアでようやくお目にかかることができた。90枚入りで定価がたぶん350円だから、2パックで150円とかでたまに売ってるコットンよりはもちろん割高だ。でも憧れの「綿物語」をついに発見したので、私は迷わず購入。そして使ってみて人気に納得。ちょっと長方形すぎるかなと思った形も、指にはさみやすい。ケバケバもほとんどないし。これにエリクシールのすべすべの化粧水(一番しっとりタイプ)をたっぷりふくませて、顔をすべらせると、ちょっぴり優雅な気分になる。すべらせる、っていう表現が本当にぴったり。普段、豪華なコットンや乳液や化粧水をお使いの方には、別にふーん、という程度なんだろうけど。「綿物語」は少しだけ高いので、私はゆっくりしっかりお手入れしたいときに使う感じかな。なかなか取り扱っているお店がないけど、見つけたらぜひ試してみたい一品である。