コーセーのモイスチュアスキンリペアアイクリーム

コーセーのモイスチュアスキンリペアア


 今年の秋、コーセーは頑張ってる気がする。なぜだろう。
資生堂がよくやる手だが、一番高いラインで新開発の成分入りの製品や新開発の技術を使った製品をまず発売する。そのあと、デパートブランド、ドラッグストアの大衆ライン、ドラッグストアのプチプライスコスメ、コンビニコスメ、とどんどん下げていく。これはその成分が大量生産で安くなったり技術が確立したりするからなのだろうが、普通は、たくさんあるラインの高い順か大衆ラインから売り始めるものであろう。
 しかし、この秋コーセーは同じような製品を各ブランドから一斉に発売するのだ。基本は一緒だが、そのブランドの特徴を生かして少しずつ違うという感じ。もうすぐ発売になるアスタキチン酸入り美容液なんてまさにそうである。
 そして、もう一つ、アイクリームもそう言えるかも。デパートブランドのボーテドコーセーのアルティメーションのシリーズからも、大衆ラインのモイスチュアスキンリペアのシリーズからもほぼ同時期にアイクリームが出たのだ。アルティメーションは好きなシリーズで以前はラインで使っていたのだが、今はちょっとお金がなくて買えないなあ…。それに、私はアイクリームと言えば資生堂アクテアハートのアイビューティという製品を長年愛用していて、これに勝る品はないと思っている。だから、アイクリームは買わないでいいや。デパートでちょっと見たけど、そう思っていた。

 でも、デパート近くのマツキヨに行ったとき、ふと目に入ったのが、http://www.kose.co.jp/index4.htmlモイスチュアスキンリペアのアイクーム。新発売の文字と割引で税込約3000円のPOP.。アイクリームで3000円…。私はじっと見つめてしまった。マツキヨとは言え、大型店なので一応BAさんがいる。「何かぁ探しですかぁ?」ちょっとだけ頭の悪そうなお姉さんだったが、丁寧に聞いてきたので、「このアイクリームが気になるんですけど…。」と答えてみた。「これはぁ、明日発売なんですけど、今日もう入ったんですぅ。とってもいいんですよ〜。」なんか発売日前にフライングで買うのって私は好き。お姉さん、痛いところついてくるなあ。「実はこれ(モイスチュアスキンリペア)の美容液もクリームも使ってたんですよ。このアイクリームは、下まぶたと上まぶたどちらに効果がありますかね?」こういう時、同じシリーズを使ったことがある、とかちょっと言ってみるとBAさんの態度が良くなったりするので、お店で買うのが苦手な人は覚えておくといいかもしれない。そのBAさんは「そうなんですか〜?ありがとうございますぅ。」くらいであんまり変化なかったけどね。
 で、肝心の私の質問への答え。BAさんは即座に、「下まぶたですね。それから、どうしても目尻にシワって出てきますから、下まぶたから目尻にかけて塗っていただくと大変効果があります。」となぜか急にいきいきと説明し始めた。あらら、このBAさん意外としっかり説明できるではないの、と私はちょっとびっくりしたが、BAさんの態度に感心したのと、目尻、下まぶたという私の目周りの究極の弱点を突かれたことで、私はつい「買いますぅ〜。」と言ってしまった。おまけは同じシリーズのサンプル。これはあとから友人に上げてしまったけど。
 帰ってから早速使ってみる。私はとにかく買うとすぐ使ってしまうんだよなあ。コスメ好きだから仕方ないか。開けてみると、白いクリーム。資生堂のアイビューティよりはさすがに柔らかい(アイビューティはかなり硬い。)けど、やっぱり一般的な濃い目の顔全体のよりは硬め。私はアイクリームは硬めのものをパックするように塗るのが好き。アイビューティもそんな感じで使っている。
 モイスチュアスキンリペアのアイクリームはちょっと指で取るとちょうどよい硬さ。下まぶたと目尻に伸ばすと、ふんふん、なかなか馴染みが早くていい。全顔用のモイスチュアスキンリペアは硬くて顔全体にはちょっと伸ばしにくかったけど、アイクリームは目周りの薄い薄い皮膚を刺激することなく、うまく伸ばせる。パックするように少し多めに塗っても全然違和感ないし。
 まだ何日かしか使っていないけど、感触はかなりいい感じ。香りは他の同シリーズと似てるけど少し弱めではある。今のところ、夜専用に使っているのだけど、朝のメイクの下に使っても邪魔にならなそう。乾燥が本格化するシーズン前の下準備として毎日しっかりつかってみよう。